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すんなりわかる白内障手術

2020-08-29

[chat face=”waka.png” name=”わか” align=”right” border=”green” bg=”green” style=”maru”] 白内障手術はいつのタイミングですればいいの?やらなくてもいいのかな? [/chat]

[chat face=”sun.egao.png” name=”すん” align=”left” border=”gray” bg=”gray” style=”maru” ] 今も昔もみんな悩んできたことなんだ。これから説明しているから、少しでもわかるといいね♩ [/chat]

すんなりわかる白内障手術

白内障手術の今昔

昔は「見えるようになれば良い」とされる手術であり
今は「いかに見えるようにしたいか」を選択できる手術に変化しました

白内障とは黒目の奥にあるピント調節をする水晶体というレンズが白くなる病気です
加齢とともに80歳以上の罹患率100%の病気です

ゆでたまごがわかりやすい例です

生まれたての状態は生卵

ゆでる時間が短ければ半熟のような半透明の状態

ゆですぎた卵はとても硬く真っ白になります

目の水晶体も同じで

外部刺激が多ければ多いほど白内障の進行が進み白く濁ります

昔は、時間が経ち過ぎて見えなくなってから手術していたものですから
執刀医も患者も手術の負担が大きく入院ものでした

しかし、医療の進歩が劇的に進み、術式や器具などの進化によって
眼科の白内障手術における医療方針が早期発見・早期治療が可能となり、日帰り手術が可能となりました

腕利きの執刀医であれば
手術時間が10分程度で終わることがほとんどです

目薬による局所麻酔で痛みは原則感じることはありません
目への負担が少なくなり、安全性も高まっています

眼内レンズは交換やメンテナンスの必要はなく
あと100年生きるのであれば話は別ですが
その寿命は人間よりもはるかに長いと考えても過言ではありません

しかし、手術である以上は、絶対は存在し得ません。しかし安全性は限りなく高い手術ではあります。
それより術後のケアが大切です。術後の目薬や創部の汚染防止などの極軽微な制限を乗り切れば
容易に白内障手術を乗り越えることができます。

この記事が、これから手術を受ける方の疑問や不安を解消する一助となり
患者となりうる方をつなぐ架け橋となれば幸いです

白内障と私との出合い・関係

全国の白内障手術件数は120万件であり
私自身、近年1000件近く見て、手術介助してきました
今までの経験件数は3000件以上であり様々な白内障患者を見てきました

日帰り手術・入院手術とありますが
私なら入院生活が億劫と考えるので日帰り手術を選択します

結局目薬管理も自立している方ならば個人に任せますし
看護師におんぶに抱っこはできない状況だと心得てください
それより自宅で自分の空間で自由に過ごせた方がストレスもなく
術後の早期回復の一助となるでしょう

しかし、認知症の方や局所麻酔での手術が怖くて体が動いてしまうなど
安静を確保できない方は全身麻酔(沈静化)での手術をお勧めします。
基本的にどんなに緊張されている方でも逆に動かないのです。
ただ、何をされているのかわからない・病的に精神上不安定の方(閉所恐怖症・パニック症候群など)は
安定剤を内服されたり方法はありますが、それでも困難であればやはり眠って手術、が安心です。

なぜそんなに言い切れるか。

それは私の経験から言えることです。
総合病院の手術室だけでなく病棟や外来・訪問看護・複数の手術室を経験し
総合的に判断した上でお伝えできるからです。
そもそも眼科チームであり
眼科医療機材の管理をしてきただけでなく
手術方法や眼科医師との関わりで
ある程度の手術は患者の目の状態を見れば、何と無く手術のイメージがつかめる領域です。
患者との会話でも希望とする白内障手術後の生活スタイルや
患者の個性を踏まえての提案もできるので
ある意味では眼科コンサルタントナースでもあります。

眼内レンズは選べる時代

患者自身が選べる時代ということで
保険適応内と
保険適応+保険適応外
保険適応外
と3種類の大きな選択が可能となりました。

保険適応内 従来型手術

単焦点レンズ の適応
お金に余裕がなくて・・・
メガネがある生活でも基本構わない
そんな方には今までの手術方式・レンズが第一選択となるでしょう

保険適応+保険適応外(多焦点レンズ分が自由診療)=選定療養

従来型手術に単焦点レンズ→多焦点レンズへグレードアップの選択肢です
わかりやすく言えば、入院時の差額ベッド代のようなものです
もともと先進医療といった2010年3月で打ち切りとなった代替制度なので
民間保険の保険金は原則おりません

保険適応外の自由診療=自費手術

による白内障手術であり
いわゆる自費の手術です

国内外の保険適応外の多焦点レンズを医師と相談した上で
従来のメスを使った白内障手術ではなく、レーザー手術を選択できるようになります。
メスで切開、水晶体の分断をフェムトセカンドレーザーといった
高出力のレーザーを目に照射することによって事前のデータを入力することで
機械が全て安全に実施することができます。
安全機構が働くので照射中に体が動いても地震が起きても緊急停止をするので安心できます。

クリニックや病院にて選定療養・自由診療が採用されているところに料金は依存しますので
各施設にご確認をお願い申し上げます

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よくある質問

すんはどんな人?

明るく元気にふるまうキャラで、人間関係を大事にする存在。現役の眼科手術看護師とし目の情報発信中。本業しつつインスタグラムのコンサル・運用代行をしております。人と人を繋ぐ一面もあり、ビジネスマッチングもしています。お問合せからご相談ください。

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