カテゴリー: 医療
脱水症状は予防するもの
2020-06-05
脱水は気が付いたら引き起こしていることが非常に多いです。
日頃無意識で水分補給されている方がほとんどですが、少し意識をかえれば防げる点があります。
水分のIN-OUT量はイメージで理解しておくといいですね。水やお茶・経口補水として必要な量は1.2~2Lとされています。
毎食コップ1杯程度(200ml×3)では当然水分不足です。起床時・就寝前・午前午後の片手間にコップ1杯(200ml×4)を追加して
やっと必要最低限の水分になると考えられます。
何事も予防や習慣化なので意識してみるといいかもしれません。
脱水と熱中症は夏場は特に密接に発症します。
水とスポーツドリンクの比較です
大量の発汗をしていると汗にNaなど必要なイオンが排出されてしまい、不足状態になります。
水単体の場合、塩分補給も必須となるのです。
高張性脱水(=高浸透圧性脱水)と低張性脱水(=低浸透圧性脱水)の違い
発汗などにより水分の喪失が塩類の喪失に比べて大きく、体液の濃度が上昇する場合を高張性脱水。
嘔吐などによってその逆になる場合を低張性脱水といいます。
脱水による血漿量の低下は循環血液量の低下をもたらし、様々な臓器に悪影響を及ぼすが、低張性脱水は高張性脱水よりも重症となる場合が多いです。