カテゴリー: AI・仕事術
AI議事録サービス5社比較|個人・法人・機密会議で選び分ける

広告|本記事にはafbのアフィリエイトリンクが含まれます。料金・機能・契約条件は各公式ページで確認してください。

料金表を5枚開くと、なんか比較できた気になります。いや、請求単位も保存先も違います。そこを同じ一列に並べたら、わけわからんです。笑
AI議事録は、同じ音声を入れても、録り方、保存先、AI学習、共有方法が違います。個人向けの安いプランと、機密会議を扱う法人向けプランは、料金だけで比べられません。
この記事は実使用ランキングではありません。2026年8月12日時点の公式料金、製品ページ、利用規約、データ取扱いを基に、PLAUD、Notta、Otolio、YOMEL、ScribeAssistを用途別に比較します。
私は「AIを入れていい場所と入れてはいけない場所があります」と話しています。便利そうだから全部入れる、ではありません。扱う情報と保存先を決めてから、使える候補だけを残します。
専用録音機も含めるならPLAUD。アプリ中心ならNotta。
OtolioかYOMEL。人数課金と利用時間の考え方を比べる。
Windows環境ならScribeAssistのローカル処理を確認。
同じ10〜20分音声で候補を試し、修正時間まで測る。
まず5社を、同じ表へ押し込んでみる

| サービス | 主な形 | 公開料金・枠 | データとAI学習 | 向く人 | 先に見る弱点 |
|---|---|---|---|---|---|
| PLAUD | 専用録音機+クラウドAI | Starter 300分/月無料。Pro 1,200分/月。Unlimitedは1日最大24時間 | 日本向けはAWS東京を案内。原則AI学習へ使わない | 対面と電話を物理操作で記録したい個人 | 本体購入が必要。Web会議ボットではない |
| Notta | クラウド、アプリ、会議ボット | フリー120分/月。プレミアム1,800分/月。ビジネスは契約アカウントごとに無制限 | 一般プランの音声認識では、ランダム抽出データが学習に使われる場合がある。エンタープライズは学習なし | 個人、ファイル取込、Zoom・Meet等 | フリーは1回3分。機密情報はプラン条件を要確認 |
| Otolio | 法人向けクラウド | 初期費用+AIクレジット。金額は見積り。利用人数は無制限 | 東京リージョンを基本とする国内データセンター。同意なく機械学習へ利用しない | 部署横断で議事録を共有したい法人 | 公開金額だけでは総費用を算定できない |
| YOMEL | 法人向けクラウド、PC・スマホ | 30時間28,000円/月から。税別。約2週間・10時間試用 | 音声とテキストは学習に使わない。標準はクラウド保存。要約処理は国内外 | 全社の利用時間で契約したい法人 | 個人には大きい契約。国内要約処理は要相談 |
| ScribeAssist | Windowsスタンドアローン | 基本料金とライセンス料金は個別見積り。導入初期費用0円。14日試用 | 録音・文字起こし・ローカルLLM要約をPC内で完結可能 | 機密会議、閉域、オフライン | Windows 10/11のみ。ライセンス料金は最大同時接続数で変動 |
表はスマートフォンで横にスクロールできます。金額は各社の表示条件が異なります。精度順位ではありません。はい、表だけでは決まりません。
個人ならPLAUDかNottaから考える

PLAUD|録音操作をスマホから分けたい
PLAUD Noteは、対面用マイクと電話用VPU、64GBの端末内保存を持つ専用録音機です。Starterは無料で月300分。Proは月1,200分で、月額3,000円、年額一括の月換算1,400円です。Unlimitedは1日最大24時間で、月額5,000円、年額一括の月換算3,333.33円です。
Web会議へボット参加する製品ではありません。スマホの電話録音モードを使うか、スピーカー付近で周囲の音として録ります。録音開始を物理ボタンへ分けたい人には合いますが、スマホ標準録音で足りる人には本体が増えるだけです。
Notta|アプリ、ファイル、会議ボットを広く使いたい
フリーは月120分ですが、1回の文字起こしは3分までです。年間プランのプレミアムは1アカウントで月換算1,185円、ビジネスは1アカウントあたり月換算2,508円で文字起こし無制限です。いずれも税込で、12カ月分の一括払いです。
Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webexの文字起こし、ファイル取込、話者識別に対応します。注意したいのはAI学習条件です。公式ヘルプは、通常プランの音声認識で、第三者パートナーがランダム抽出した音声と認識結果を学習へ使うと説明しています。AI学習不可の情報は、エンタープライズの「AI学習なし」を含めて契約前に確認します。
PLAUDは「どう録るか」まで含む専用機です。Nottaは「どう文字起こし・共有するか」が中心です。価格だけ見て「こっちが勝ち」と決める話ではありません。録音機を増やすか、会議ボットを入れるかで選びます。
法人は人数、時間、保存先で分ける

Otolio|利用者を増やしても人数課金を増やしたくない
Otolioは旧「スマート書記」です。利用人数ではなくAIクレジットで契約し、アカウント追加で料金は変わらないと案内しています。初期費用とAIクレジットが必要で、金額は見積りです。法人・団体として商用契約を検討する場合、14日間、全機能を無料で試せます。試用後に自動契約・自動課金はされません。
対面会議、Zoom、Teams、Google Meet、要約、ToDo整理、辞書、共有を一つの法人運用へまとめたい場合に検討しやすい構成です。利用規約では、同意なく入力データを機械学習へ使わないとしています。見積り時は必要クレジット、超過、保存期間、退職者データの移管を確認します。
YOMEL|組織全体の月間時間で管理したい
スターターは月30時間で28,000円、スタンダードは130時間で95,000円、ビジネスは300時間で180,000円です。エンタープライズは500時間以上で250,000円から。すべて税別で、約2週間・10時間の試用があります。アカウント数は無制限です。
公式ヘルプは、音声と文字起こしをAI学習に使わないと説明しています。一方、入力データは標準でクラウドへ保存されます。音声を保存しない設定にしても、文字起こしはクラウドへ残ります。要約等の外部生成AIは国内外で処理され、国内リージョンを希望する場合は営業担当への相談が必要です。
クラウドへ出せない。では、ここで分岐

ScribeAssist|Windows PC内で文字起こしと要約
ScribeAssistは、AmiVoiceを使うWindows向けスタンドアローン製品です。録音、リアルタイム文字起こし、ファイル認識、話者識別、単語登録、ローカルLLM要約まで、インターネット接続なしで使えます。
基本料金とライセンス料金は個別見積りです。導入初期費用は0円で、ライセンス料金は最大同時接続数に応じて変わります。AI要約利用料はライセンス料金に含まれますが、一部の要約機能は一定量を超えると料金が発生します。14日間の試用があります。
「すべてオフライン」と決めつけない点が重要です。ローカル要約を選べばPC内で完結しますが、クラウド要約やWebの議事録エディタを選ぶと文字起こしテキストを外部へ送ります。どの要約方式を許可するかを管理者が固定します。対応OSはWindows 10/11です。
「高精度」の文字より、同じ音声で試す
各社の「高精度」は、同条件の第三者試験ではありません。考えるより、同じ音声で使ってみたほうが早いです。無料枠や試用期間で、実際に扱う会議へ近い10〜20分の音声を一つ用意し、次を数えます。
- 人名、社名、専門用語の誤り
- 数字、日付、期限の誤り
- 話者の取り違え
- 決定事項と未決事項の混同
- 完成までの人手修正時間
認識率の数字より、1本を公開・共有できる状態まで直す時間を比べるほうが、実務の費用を見積もれます。固有名詞辞書があるサービスは、本番前に登録します。
ここは全サービス共通。録音同意と個人情報

録音とAI処理の目的、保存先、閲覧者、保存期間、削除方法、外部共有の有無を伝え、明示的な了解を得ます。会議ツールの規約と社内規程も確認します。
個人情報保護委員会は、個人を識別できる通話内容を個人情報とし、利用目的の通知または公表が必要と説明しています。同法上、録音中と伝える義務までは負わないという回答もありますが、無断録音を勧める根拠にはしません。
私は医療のAI利用で「患者さんを特定できることは全部NGです。氏名がなくてもダメです」と伝えています。患者情報、顧客情報、未公開情報を外部AIへ送る場合は、本人同意の要否、委託か第三者提供か、学習利用、保存国、再委託先、削除、安全管理措置を確認します。個人情報保護委員会も、入力データが機械学習へ利用されないこと等を十分確認するよう注意喚起しています。
専用録音機から試す場合
対面と電話を物理操作で分けたい人は、PLAUD Noteの現行仕様とStarter月300分を確認してください。スマホ録音で足りる場合は購入不要です。
次に読む
PLAUD Noteとスマホ録音の違いWeb会議用マイクの選び方文字起こしが崩れた時の見直し順
参照した一次情報
- PLAUD AIメンバーシップ
- PLAUD Trust
- PLAUD 日本向けプライバシー・セキュリティ
- Notta料金プラン
- Notta「AI学習について」
- Otolio料金
- Otolio利用規約
- YOMEL料金・機能
- YOMEL「入力データの取り扱い」
- ScribeAssist製品情報
- VoXT One「3つの要約方式」
- 事業構想オンライン「AIを入れていい場所と入れてはいけない場所」
- 個人情報保護委員会「顧客との電話の通話内容と録音」
- 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起」
情報確認日:2026年8月12日。料金、無料枠、機能は変更されます。契約直前に公式ページと利用規約を再確認してください。


